2023.12.01

まち歩きツアーで コアなファンづくり

立川市商店街連合会
 

立川市商店街連合会事務局
石井賢さん(前列写真左)
山本晶子さん(前列写真右)

立川市産業振興課
大神田ひとみさん(後列写真右)
石丸篤さん(後列写真左)

2023年10月取材【広報たまちいき127号掲載】

 

 立川市内の商店街(会)の連合組織である立川市商店街連合会。その歴史は古く、戦後復興期真っ只中である1947(昭和22)年の設立です。75年を経過した現在では23の商店街(会)が会員となって、まちのにぎわいづくりを目指して共に活動しています。

 立川市と協働で行う事業も多く、この秋には毎年恒例の「商店街観光ツアー」を開催しました。今年は「地域の魅力再発見! 都会のオアシス散歩と商店街グルメツアー」と題し、JR南武線西国立駅周辺の羽衣エリアの見どころスポットや店舗を巡る企画です。

「立川は交通アクセスの良さから、市内・市外問わず広く出店されることで、時代とともに発展してきました。大型店舗が軒をつらねる立川駅周辺は多くの人が行き交い、とても賑やかです。一方で、駅から少し離れた商店街にはオリジナリティあふれる個店や、自然を楽しめるスポットが多く、駅周りの『立川』とは一味違う魅力の『立川』がそこにはあります。ぜひそうした部分にも注目して足を運んでいただきたく、まち歩きツアーを企画しました」と同連合会事務局の石井賢さんと山本晶子さん。

 このツアー企画は5年前からの取り組みで、コロナ禍の2年間は、実際にツアーに参加しているかのようなバーチャル動画をYouTubeで配信して実施したそうです。ツアーで巡るスポットの中には個人では入れない場所や名店への立ち寄りもあるなど魅力あるコースとなっており、定員10名に対して、毎年その何倍もの申し込みがあるほど人気なのだとか。

「このようなまち歩きツアーを市内の各商店街主導で催行していただくことで、コアなファンづくりにつながると思います。一つのモデルケースとして参考にしてもらえたら」と立川市産業振興課の大神田ひとみさんと石丸篤さん。

 立川市と同連合会では、ツアー以外にも「くるりんスタンプラリー」や「輝く個店」など、まちの活性化や店主のモチベーションアップにつながる企画を仕掛けているのだそうです。

 

 
今秋開催された、羽衣エリアのまち歩きツアーの様子。
参加費用1,000円で試飲・試食・ランチ付き。
少人数制のため、立ち寄りスポットの店主とのコミュニケーションでまちや店の魅力を直接参加者に伝えている。


地産地消を推進するため、立川産の食材を使用している店舗をパンフレットで紹介している。
こちらも立川市と同連合会の協働の取り組み。


立川農業振興会議が、立川農業の価値と魅力を広く深く理解してもらうために、
「農家さんお墨つきの証」として立川印のマークを制作。
「立川印」に出会えた人は、きっとカラダとココロが豊かになるはず。


立川市と同連合会では、2008年から毎年、市内の個性ある素敵な店を
「輝く個店」として表彰し、HP「たらったたちかわ」で紹介している。

 

◎立川市商店街連合会 https://www.tachikawa-shoren.com/
◎たらったたちかわ https://taratta-tachikawa.jp/

 

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