事業立ち上げを後押しする
駅チカの創業支援施設
株式会社タウンキッチン
リーダー 山本 修太郎さん
2023年7月取材【広報たまちいき124号掲載】
JR南武線稲城長沼駅の高架下にある「SHARE DEPARTMENT(シェア デパートメント)」は、自分の店を持ちたい、事業を立ち上げたい、法人登記できる事務所を構えたい、と願う人たちを対象とした創業支援施設です。東京都による「2021年度インキュベーション施設運営計画認定事業」の認定を受けて、2023年5月にオープンしました。
「通常、創業者が自分の店を構えるとなると、設備など多額の初期投資が必要になります。また、賃料などのランニングコストもネックとなって、開業に二の足を踏む人も多いと思いますが、この施設はそれらを最低限に抑えることができます。ぜひ多くの人に利用していただき、リスクを恐れることなくチャレンジしてもらえたら」と、同施設を運営する株式会社タウンキッチンの山本修太郎さん。
この施設では5種類の区画を用意しています。電気・水道・ガスのインフラを整え飲食店やサロンをすぐに開業できる「ROOM(8室)」、共用の業務用厨房機器を備えたシェアキッチン「8K」、シェアオフィス「BOOTH(6ブース)」、シェア教室「CLASS」、キッチンカーや屋台の出店スペース「GARAGE」があり、用途や目的に合わせて選ぶことが可能です。
キャッチフレーズは「小商いをはじめよう」。その言葉通り、どの区画も小規模なスペースで、小さく始められることもチャレンジのハードルを下げることに一役買っています。
「様々な業種の方々に利用していただいていますが、みなさん『事業スタート』という共通の目的を持っておられます。助け合ったり、教え合ったりという、価値ある交流も生まれています」
この場所を拠点としたコミュニティやネットワークも自ずと構築され、それぞれのチャレンジをサポートしているようです。
稲城長沼駅の改札からわずか30秒の好立地。
キッチンカーの出店場所としての「GARAGE」や、シェア教室の「CLASS」がある。
「8K」では、業務用の厨房で仕込んだ商品を販売できる。
「ROOM」では、ベーグル店、フレッシュジュース店、餃子店、ネイルサロンなどが営業中!
「ROOM」でベーグル専門店「まんまるベーグル」を展開する奥平麻衣さん。
「食材の組み合わせが楽しいベーグルです。ぜひお試しください!」。
SHARE DEPARTMENT(シェア デパートメント)● https://inagi.share-department.com