2023.08.01

チーム力で「たちきた」を
快適で魅力あるまちに!

たちきたエリアマネジメント
 

たちきたエリアマネジメント
代表  岩﨑 太郎さん(写真中央)
事務局 工藤 寿哉さん(写真左)
    筑紫 友樹さん(写真右)
2023年6月取材【広報たまちいき123号掲載】

 

 JR立川駅から北へ向かうサンサンロード、GREEN SPRINGSや昭和記念公園、数多くのパブリックアートが設置されたファーレ立川などがある立川の北側「たちきたエリア」。緑豊かで、空が広く歩きやすい、落ち着きのある雰囲気が魅力です。

 このエリアの活性化や魅力発信などを目的に様々に活動しているのが、サンサンロード沿道の有志企業で構成された「たちきたエリアマネジメント」です。

「サンサンロードは全長550メートルありますが、かつてはその沿道の西側400メートルが空き地でした。しかし、その場所にGREEN SPRINGSが開業し、ようやく沿道の全てのピースが埋まりましたので、これを機に、より魅力あるまちにするべく、2021年に『たちきたエリアマネジメント』を発足させました」

 同年12月にこの組織が開催した「TACHIKITA NOËL」は、エリア内の美しいイルミネーションと合わせて今では恒例のクリスマスイベントとなるほど好評を博しました。また、翌年に開催された「ALOHAたちかわフェスティバル2022」には、都内外から数多くの団体が参加し、サンサンロードは踊る人も観る人も笑顔に包まれました。

「このイベントは自分たちの手作りで行いました。組織内で役割分担して催行したことが、チームづくりへ効果的に働いたと思います。私たちが目指しているのは集客だけではなく、このまちが安全かつ快適であり続けること。そのために何ができるか、共に考え活動していきたいと思います」

 その実現に向けて、組織全体が同じベクトルでまちづくりに臨めるよう明確なビジョンを策定し、月1回の定例会をはじめ、勉強会、ワークショップなども開催しているのだそうです。

「今後は、公園など『官』のスペースも私たち『民』の活動に活かせないかなど、自治体に積極的に働きかけていき、最終的には官民の連携組織をつくり、立川市のなかで醸成させていきたいですね」と話してくれました。

「たちきたエリアマネジメント」のロゴ。サンサンロードをモチーフに、「立」と「北」を組み合わせたマークで、高架下を表現している。
昨年に開催された「ALOHAたちかわフェスティバル2022」には都内外からたくさんの人が訪れ、にぎわいを見せた。
発足後、はじめて行われたクリスマスイベント「TACHIKITA NOËL」。
コンサートや各施設の回遊施策など音と光にあふれるこの催しは、今年も開催予定。
発足時は4団体だった「たちきたエリアマネジメント」の構成企業・団体は現在10 団体。
清掃活動や勉強会等、様々な取り組みに活動が拡大している。

 

 

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