運営ノウハウの向上と
コミュニティづくりに貢献
日野市産業振興課
東瀬 佑さん
2023年5月取材【広報たまちいき122号掲載】
事業を継続させるためには、地域社会との関わりが大切になります。その地域に暮らす人・働く人が主体的に連携し、まちの魅力を発掘・発信し、認知度を向上させることで、地域内の経済循環も促されます。
そこで日野市では、市内の事業者(またはその予定のある人)を対象に、2020年から「HINO商人塾」をスタートさせました。
「商人塾は『事業運営のノウハウを伝える』という目的とともに、『エリアを超えてつながるコミュニティづくり』を目指しています。以前から、地域の枠を超えた事業者同士のネットワーク構築を希望する声が上がっており、商人塾はその声に応える事業でもあります」と日野市産業振興課の東瀬佑さん。
この講座は、受講生10人前後の少人数制。全6回*のうち、前半は座学、後半はグループワークで構成され、まちづくりの専門家がファシリテータとなってサポートします。
カリキュラムは、日野市の現状分析やSNSでの情報発信・マーケティング、クラウドファンディングを活用した資金調達など多岐にわたります。また、過去の受講生が講師となって、成功体験や具体的な事例をもとにレクチャーし、実践をイメージできるようなプログラムとなっています。
「受講生それぞれの課題をシェアし、ディスカッションすることで、具体的な解決策や戦略が見えてきます。また、グループワークではみんなでアイデアを出し合い連携事業を検討することから、講座以外の時間でも自主的に集まって様々に活動されているようです」
受講生からも「自分の事業を見つめ直すきっかけになった」「日野市内の事業者とつながる機会となった」と大好評。事業運営のスキルアップはもちろん、コミュニティの構築もしっかりと成されているようです。
※第1期のみ全5回
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<問い合わせ先>
日野市産業スポーツ部産業振興課
042-514-8437