2023.06.27

LINEの活用で
各店がスピーディーに動く

協同組合国立旭通り商店会
 

協同組合国立旭通り商店会
理事長 大石 修さん  広報担当 川井 一平さん
事務局 大和 高子さん 事務局長 金子 克麿さん
※写真並び順
2023年4月取材【広報たまちいき121号掲載】

 

 「国立旭通り商店会」は、JR国立駅南口から伸びる旭通り沿いにあります。1951(昭和26)年の発足以来、70年以上にわたり地域住民に親しまれてきた商店街です。2001(平成13)年には協同組合として法人化し、様々な取り組みで地域活性化につとめています。

 各店がお客さまとのコミュニケーションを通じて地元のリアルな声として他店を紹介する取り組み「国立・街のコンシェルジュ」では、「第10回東京商店街グランプリ」で準グランプリ、「第11回多摩ブルー・グリーン賞」にて多摩グリーン賞(経営部門)優秀賞を受賞しました。

「インターネットショッピングでは得られない、地元ならではの情報をお客さまに提供することで、個々の店の魅力や商店街の楽しさを伝えたい」と同商店会のみなさん。

 約180店が加盟するこの商店会は「はじめ会」「中央会」「あさひ会」の3ブロックに分かれており、グループLINEを活用しながら、全体での動きや各ブロックの動き、取り組み別の動きをスムーズかつスピーディーに行っています。

「それぞれの加盟店をLINEでつなぐことで、タイムリーな企画の提案や意見交換、情報共有などが可能です。昨年の猛暑の日は、店舗から打ち水のアイデアが持ち上がり、すぐに50店以上が参加したことで、メディアでも話題になりました」

 2023年6月4日には恒例のビッグイベント「旭通りジューンフェスタ2023」が開催されます。この日、旭通りは歩行者天国となり、地域を題材にしたウルトラクイズや、店の特徴を紹介しながら商店街をめぐるツアー、各飲食店の名物料理を詰めたコインフードの販売など、様々な催しが予定されています。

「私たちの取り組みには失敗もありますが、それは常に新しいことにチャレンジしてきたからです。イベントをやって終わりではなく、集客・知名度・売上のアップがきちんと見えるようみんなで話し合って次につなげていきます」と活動への意気込みを語ってくれました。

約2万人の人出が予想されている「ジューンフェスタ」では、80人以上の学生ボランティアも参加し、地域ぐるみで取り組む。

暑かった2022年6月、商店街のグループLINEに会員店から「打ち水しよう」と提案があり、50店以上がすぐに参加。スピーディーな連携もLINEならでは。

商品紹介ではなく、店主の人柄がわかる文面が掲載される新聞の折り込みチラシ。地域一帯に3万部ほど配布される。

◎国立旭通り商店会HP https://kunitachi-asahi.com/

この記事をシェアする