まちの“新キャラ”が大活躍
商店会の魅力を広く発信
NPO法人東久留米ふれあいの街理事長
横井修さん
こまちーズ(左からkyokoさん・yucoさん・yukinoさん)
2021年9月取材【広報たまちいき102号掲載】
東久留米市の滝山団地近くにある「まえさわ小町商店会」(通称:まえこま)。同団地から小金井街道に至る約300メートルの道沿いにあり、約40店舗が加盟しています。
この商店会のPRを担当する女性3人組のユニット「こまちーズ」が、いまちょっとした注目を集めています。実は3人とも商店会の世話人で、同じ年頃のお子さんを持つママたち。一昨年、彼女たちが中心となって商店会の50周年記念冊子「まえこま」を制作したことが、こまちーズ結成のきっかけだそうです。
「周年事業としてイベント1回で終わらせるんじゃなく、ずっと残るもの、誰もが手に取りたくなる親しみやすい冊子を作りたいと商店会の若い人たちから意見が出ました」と、商店会を支援するNPO法人東久留米ふれあいの街理事長の横井修さん。
制作の過程では、こまちーズのお友だちのデザイナー、カメラマン、編集者など「若い力」の協力もあったそうです。
その後、冊子に掲載された3人の写真がイラスト化され、それが「こまちーズ」というキャラクターとなり、さらにYou Tube やInstagramなどで商店会の魅力やイベントを紹介し始めると、ラジオ番組やテレビ番組から出演依頼がくるようになり……と、驚きの展開に。
「こまちーズの活動をきっかけに、役員会も大幅に若返りました。これまでにないアイデアが次々生まれ、住民の方々の反応も上々です」
商店会やこまちーズの活躍を後押しする横井さんはプロデューサーの役割も担っており、現在は40以上ある各商店主全員をキャラクター化するプランが進んでいるのだとか。
「『長引くコロナ禍で家に閉じこもってばかりだけど、ここなら安心よね』と、おしゃべりしていかれる方がすごく増えたんです。個人店離れと言われて久しいですが、こんな時代だからこそ商店会が皆さんの心のよりどころになれればいいのかな」とこまちーズの皆さんが笑顔で答えてくれました。
50周年記念冊子「まえこま」。商店会の紹介とともに、店主の皆さんが笑顔で接客する姿や真剣に仕事に打ち込む表情が収められ、素敵な仕上がりに!
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例年2日間にわたって行われる「滝山・前沢みんなの夏祭り」では、大規模な三世代舞まつりと阿波踊りが行われ、7~8万人が集まるという。(※コロナ禍により2020年・2021年は中止) |
冊子の写真をイラスト化。そしてグッズ展開へ!!
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