2023.06.27

「食」を通じて、多摩地域の
FAN(ファン)&FUN(楽しさ)
づくり

LULU Terrace(ルルテラス)
 

株式会社まちづくり立川
代表取締役社長 岩下 光明さん(写真中央)
ルルテラス統括責任者 新美 知明さん(写真右)
広報担当 濱中 綾子さん(写真左)

2022年5月取材【広報たまちいき110号掲載】

 2022(令和4)年6月初旬、JR立川駅南口に東京都と立川市の合同施設「コトリンク」がオープンしました。1階の「ルルテラス」には、地場野菜や特産品を中心とした物販店「のーかるバザール」と飲食店「ジバーカフェ」が入り、これらの店舗と3階の「情報発信センター」とで多摩地域の魅力を実践的にPRすることが同施設の狙いです。

 のーかるバザールに置かれる商品は、ルルテラス統括責任者を務める新美知明さんやスタッフが足を運び厳選した、生産者の顔が見えるものばかり。地場野菜については、できるだけ新鮮な状態でお客さまに届けるため、連携先企業と協力して生産農家をまわり、集荷しているのだとか。

「ルルテラスのコンセプトは多摩地域のFANとFUNをつくること。そのためのしかけも様々に用意しています」と広報担当の濱中綾子さん。現在進行している企画は、地域の食材を使ったメニューを小学生に開発してもらい、ジバーカフェで提供するという職業体験イベント。このほかにも著名な料理家を講師に迎えたワークショップなど、地域とそこに暮らす人をつなげるイベントを多数予定しているそうです。

 また、店内には多摩地域外の商品もあり、ときには徳之島から届く島バナナなど関東ではなかなか味わえない旬のものも並びます。

「たくさんの人に食を通じて季節を感じていただけるように、全国のおいしいものを探しています。なんとか仕入れさせてほしいと農家さんに直談判してようやく店内に並んだレアな商品もありますよ」と新美さん。

「この場所はものを売るだけでなく、食べて健康になれる場、地域愛を育てる場、他地域にも興味を持てる場など様々な可能性を秘めています。多摩地域の『食のハブ』として機能していければ」とルルテラスを運営する「株式会社まちづくり立川」代表取締役社長の岩下光明さんは話してくれました。

 

多摩産の木材を使った明るい店内は、天井が高く開放感がある。
多摩地域の野菜を中心に、バラエティ豊かな食材や調味料が並ぶ。
新鮮な地場野菜をもりもり食べられるサラダや、栄養バランスのいいランチセットなど、からだが喜ぶメニューが並ぶ。
野菜ソムリエの資格を持つスタッフがレシピの相談などにのってくれる。カフェは8時から22時まで営業し、夕方からはお酒の提供も。(物販は10時から20時まで営業)

 

 

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